焼香などがない場合もある最近の葬儀
最近は、人が亡くなった場合お葬式を自宅や集会所などで執り行うことが少なくなっています。これは、住宅事情の関係や、暮らしのスタイルが時代によって変化してきているためだといわれています。その一方で、斎場で執り行う葬儀が増加しているようです。
斎場でお葬式を行う場合、多くは葬儀社がすべての段取りを手配し、進行させてくれるので、あらかじめ流れを熟知しておく必要は、昔に比べるとないかもしれません。しかし、参列する立場となったときには、その流れを把握してから行ったほうが良いでしょう。
また、近年は葬儀の形態が変化してきているため、仏式で一般的になっている僧侶による読経や焼香がない場合も多くあります。そのため様々なお葬式の形態を知っておく必要があるかもしれません。どんな形式であっても、遺族は悲しみの中にあるので、その悲しみを深くすることがないように、礼儀を保つことが望まれます。
葬儀はどのような流れで進むのか
葬儀はどのような流れで進んでいくのかというと、会場を使う場合、まず身内は参列者より先に会場へ行き、ひととおりやることを聞いたあと、玄関で参列者を待ちます。参列者が御香典を包んでくるので、御香典と名前を控えます。
名前を控えるのは、誰に頂いたかを忘れないようにするためです。参列者の迎え入れが終わると席につき、そこから式が始まります。式のだいたい中盤くらいに御焼香があるので、身内から順番にしていきます。御焼香の仕方は、左側もしくは真ん中から祭壇へ向かい祭壇へ一礼し、香を2回ほどおいたら一回手を合わせます。
そのあと祭壇に一礼をし、右側から自分の席へ戻ります。そのあとは参列者の御焼香となります。人数によっても御焼香の時間はかわります。御焼香を終えたら再び御経を聞き、終ったら参列者のお見送りを玄関でします。